発達障害

【発達障害の大学生】履修登録が苦手!理由・失敗談・工夫したことまとめ

こんにちは。発達障害を抱える大学生、ワダカモコです。

履修登録は入学して最初に躓いた壁で、大学生活の中でもかなり苦手なイベントでした。

発達障害を持つ私には、次のような特性があります。

  • 長期的な見通しをたてて、物事を決めることがうまくできない
  • 色々な要因を平行して考えること
  • うまく優先順位をうまくつけることができない
  • 自分のキャパシティーを把握することが難しい

同じような特性から、履修登録に苦手意識を持つ当事者の方もいるのではないでしょうか?

今回はそんな履修登録の苦手を感じた理由や失敗談について書いてみました。

  1. 苦手を感じていた理由
  2. 失敗談とその後工夫したこと
  3. 悩んだこと
  4. 履修登録で困った先の相談先

大学によって履修登録の方法も違うし、障害学生のサポートの充実さもピンからキリまであると思うので、参考程度になればうれしいです。

長くなってしまったので、お急ぎの方はここから気になるところにジャンプしてください↓

履修登録を苦手に感じていた理由

卒業までの単位修得の見通しが立てられなかった

苦手に感じていた理由の1つは、卒業までの単位取得の流れを1度に決められないことです。

私の大学では各学期ごとに履修登録がありました。
(例:入学直後→1年前期分のみ履修登録)

卒業条件や資格取得条件というゴールが見えていても、途中の履修状況がどうなるのか見えないことがとても苦痛でした。

全体的な単位修得の見通しが立てられず、優先順位もつけられなかったので、「今学期何の科目を取るといいのか」という判断ができませんでした。

長期休暇中に履修登録期間がある

長期期間中に、履修登録があることを何度か忘れてしまうことがありました。

  • 長期期間中は日にち感覚・曜日感覚を無くしている
  • そもそも大学のことを考えていない
  • 手帳に予定が書いてあっても、休みなので見ること自体忘れる

失敗談にも書きましたが、私は1度履修登録を忘れたことがあります。

危うく必修科目を取り損ねるところでした…。

色々な要因を考えながら時間割を考えないといけない

私の場合、大学生活でも困難を感じること多いです。

  • 移動教室の慌ただしさがとても苦手
  • 課題を期間内に終わらせることが苦手
  • 予定を詰めすぎると、すぐ翌日に影響がでる

そのため、履修登録をする上で気をつけないといけないことがとても多かったのですが、「色々な要因を平行して考えること」も苦手なので、時間割をうまく組むことがとても難しかったです。

 

履修登録の失敗談

1年~2年前期にかけては1人で時間割を作っていたのですが、大事な科目を登録し忘れていたり、自分のキャパシティーを超えた時間割を作ってしまったり…とたくさん失敗をしていました。

資格科目を登録していなかった(1年次)

1年間、資格を取るために必要な科目を登録していませんでした。

教務課
教務課
選択必修科目は2年生までに取り終わる気持ちで取るのよ
空いているコマに詰めて~~

と聞いて、最優先科目が『選択必修科目』だと思ってしまい、資格科目』を取っていなかったんですね…。(「選択必修科目が最優先」なんて一言も言われていないのに)

『資格科目も取らないといけない』ということに気が付いたのが1年の後期が始まった後だったので、私は1年次に資格科目を1つも履修していません。

教務課の人に「なんで資格取りたいのに、資格科目を取っていないの!?」といわれ、はじめて資格科目の優先度が高いことを知りました。

取りたい資格があるなら、必要な科目は優先して取ろう!!

選択科目とか、選べる科目系は優先度低め。

必修科目(最優先)>>>資格科目>>>選択必修科目>選択科目>自由科目

資格を取るのであれば、資格科目は必修と同じくらい重要になってきます。
(学科によるのかもしれないけど…)

私は資格科目を取っていなかったことで、2年生以降の時間割に大きく影響しました。

  • 2年次履修の資格科目の1部が、3年次や4年次の履修になった
  • 履修制限のある科目が3年まで取れなかった (周りは1年で履修済み)
  • 時間割が変わりすぎて、一部の資格科目が取れないことに

また、1年次まるまる資格科目を取らなかったことが原因で、ある資格が取得ができなかったです。

(資格修得に集める必要のある科目が多かった&必修授業と被っていて取れない授業もあったので、残り3年間では間に合いませんでした…。)

反省して相談して、工夫したことはこちら↓

その後工夫したこと
  • 【超大事】 取りたい資格の科目は優先的に履修◎
    →何の科目がいつ開講なのか資料をちゃんともらって確認!
    →とりあえず必修科目と資格科目を最初に組み込む!
  • 友達に時間割を見せてもらう
    →自分の時間割と比べてみて、必要な科目が抜け落ちていないかチェック!
  • 履修登録で不安な点があったら、大学の先生や職員の人に相談
    →知識ある人に聞いた方が確実…。

履修登録そのものを忘れていた(1年後期)

私の大学では、履修登録は次のような流れで進みます。

  1. WEB履修登録 (授業開始2週間前の3日間)
    必ず1度は自分の必修授業が登録されているか確認しないといけない
    必修授業の登録・確認ができるのはこの期間のみ
  2. 優先追加登録 (授業開始or前々日)
    で抽選科目が落選した学生のみ、落選単位分追加で登録可能
  3. 追加訂正登録 (授業開始から1週間後)
    全学共通科目と資格科目のみ、追加したい授業・削除したい授業の訂正が可能

私はWEB履修登録()を忘れていました。
長期休暇中は、手帳見ることがほぼないんでメモしてても見なかったんです…。

登録期間が過ぎてすぐ気づくことができたので、教務課に掛け合い必修科目は追加してもらえましたが、履修したかった授業は満席で受けることはできませんでした。

その後工夫したこと
  1. 日程が決まった時点で、スマホのリマインダーに登録
  2. 友人に「履修登録が始まったら教えてほしい」とお願いしておく

実習前に遠い棟の授業を入れてしまって毎週マラソン(1年後期)

3限に座学(選択)、4・5限で実習授業(必修)の予定で履修登録をしてしまいました。

問題は、3限の授業と4・5限の授業の棟がめっちゃ離れていたこと。

10分しかない授業間休みで、こんなタスクがありました。

  1. 急いで3限の片づけをする
  2. 建物を全力疾走で移動する(走らないと間に合わない)
  3. 急いで実習着に着替える
  4. 急いで4限の準備をする

…できませんでした!!! 

結局学期の中盤で3限を諦め、以降全ての講義をボイコット…。
4年間で唯一単位を落としました。

それ以来、履修登録の時には、教室や棟も気にして時間割を組むようにしています。

その後工夫したこと
  • 片づけにかかる時間・よく使う棟の移動にかかる時間を把握
    →実際に数字にしてみると分かりやすい◎
  • 授業前に必要な準備があるか・かかる時間を確認する
    →実習や実験なら着替えの時間など。時間も把握してると◎
  • 間に合わない授業は入れないようにする
  • 【最終手段】 頼れる人に相談して一緒に時間割を作ってもらう

ハードな授業ばかり履修して、体調を崩した(2年前期)

気がついたら、毎回提出物のある授業・レポート課題が重い授業・グループワークやグループ課題がある授業ばかりの時間割になっていました。体調崩しました。

2年後期に、サポートをしてくれる先生と時間割を組んだのですが、その時に『楽単』もうまく組み合わせることを教えてもらいました。

『楽単』とは…?

課題や試験がないなど、単位認定がされやすい授業のこと。

  • 出席していれば落ちることはまずない授業
  • 期末試験やレポートがない授業
大学生A
大学生A
出席してれば単位貰える授業がいい~
大学生B
大学生B
出席危ういから、試験さえ乗り越えればいい授業が好き
大学生C
大学生C
試験はマジ無理…レポートがいい…

人によって楽に感じる基準は違うと思いますが、自分の負担が少ない科目を選んでいくということは、単位取得の上で、とても大切になると思います。

学部の先輩や友人から聞いたり、みんなのキャンパスなどで調べてみて、負担の少ない授業を選んで、苦しくない時間割を作るようにしていました。

その後工夫したこと
  • シラバスは超読み込む+みんなのキャンパスで授業をチェック
    →先生との相性・評価方法の相性は超大事!
  • 自分の負担の小さい授業のタイプを見極めて、時間割に組み込む
    →3コマ以上授業がある日は1コマ~2コマ、楽な授業を入れていました。
    →自分に基礎知識のある科目や、学科に関連の強い科目得意分野の科目は新たに勉強することが少ないのでオススメ!!
  • 実際の1日・試験期間がどうなるかを想像して時間割を組み立てる
    →授業を組み立てるときに、毎週の課題がどうなるか、期末試験前日はどうなるかをチェック
  • 【最終手段】 頼れる人に相談して一緒に時間割を作ってもらう

卒業単位をきちんと確認していなかった(4年前期)

これは他学科の友人(ADHD診断済み)の失敗談です。本人から許可をもらったので書きました。

卒業単位を勘違いしていて、今学期1つでも単位を落としたら卒業できないことになっているそうです…。

私の大学では、選択必修科目は次のように設定されています。

  • 6つの分野があり、各分野ごとに最低2単位以上履修(選択必修)
  • 卒業には、全学共通科目から最低24単位の履修が必要

友人の場合、6つの分野から2単位ずつしか履修をしておらず、卒業条件の24単位を満たしていなかったんです。

全ての卒業条件をちゃんと満たせているか、あと何単位で卒業ができるのか、毎セメスターごと確認して履修登録を…!

私が工夫していたこと
  • 友達同士で履修状況を確認しあう
    →私たちの学科は1年ごとに履修状況の確認の紙に記入しないといけなかったので、その時に友人と一緒に確認してました◎
    「何の分野の科目が足りないか」「あと選択科目は何単位必要か」など細かにチェック!
  • 【1番確実】 履修担当課の職員さんに確認してもらう
    →友達は4年後期の登録の時に念のため確認をしてもらい発覚しました。担当の人に確認するのが1番確実だし安心です…。

おまけ

私の場合、足りない…ってことはなかったんですが、勘違いで30単位ほど余計に単位をかき集めていました。(2年の秋学期に指摘されて気が付きました)

取りたい授業だったのは別にいいんですが、苦痛に耐えながら取った科目がここにカウントされてると思うとすこし悔しいです…。

履修登録で悩んだこと

私は自分の体力の問題で、『空きコマ』『全休』を作るかどうかにも悩んでいた時期がありました。

『空きコマ』『全休』は個人の好き嫌い・向き不向きにも影響する部分なので、メリット・デメリットを見比べて判断してもらえたら嬉しいです。

『空きコマ』を作るか作らないか

時間割を作るうえで1度は考えてしまう『空きコマを作ろうか無くすか』問題。

『空きコマ』とは…?

自分の登録した授業の間にある『授業時間だけど、自分は授業がない時間』のこと。

(↑私の3年秋学期の時間割です)

この時間割で例えると、

  • 月曜3限・4限
  • 木曜3限
  • 金曜2限

時間が『空きコマ』に該当します。

水曜2限以降・木曜1限・月曜以外の6限も授業はありませんが、大学から帰るor大学にまだ来ていないので、私は『空きコマ』と呼んだことはありません…。

私の場合、入学当初は空きコマなくパンパンに詰めていましたが、「疲れやすい」「10分休みでバタバタするのが嫌」ということに気が付き、途中から空きコマを作るように時間割を組むようにしました。

(例の火曜日のように必修授業で全て埋まり、空きコマが作れないこともありましたが…)

空きコマを作るメリット・デメリットをまとめてみたので、時間割を作るときの参考にしてもらえると嬉しいです。

空きコマを作るメリット 空きコマを作るデメリット
  • 休み時間を延長できる
    (2限or3限が空きコマだとお昼ごはんををゆっくり食べることができる)(寝れちゃったりもする)
  • 予習や課題の時間に充てられる
  • 期末試験の時期は余裕ができる
  • 大学にいる時間が長くなる
  • 帰る時間が遅くなる
    (バイトや学外活動を入れずらくなる)
空きコマを無くすメリット 空きコマを無くすデメリット
  • 空きの時間をまとめて確保できる
  • 大学にいる時間は最低限でいい
  • 期末試験の時とても忙しい
  • 休み時間しか休む時間がない

空きコマを作るメリットに、『予習や課題の時間に充てられる』と書いていてなんなんですが、私の場合空きコマで課題はできませんでした。

  • 大抵仮眠タイムで終わる
  • 仮眠していなくても、やる気スイッチ入るまで長時間かかる
  • 過集中モードに入ったら最後、次の授業はgoodbye

友人で課題をうまくやっている人もいましたので、人によりけりだと思います。

が、私みたいなスロースターターで、集中したら時間を忘れる・中断できないタイプの人は難しいかな…と思います。

『全休』をつくるか作らないか

履修登録の時に『全休』を作ることができるんですが、これもまた悩ましい問題かな…と思います。

『全休』とは

普通に授業がある曜日だけど、自分の履修科目がないお休みの日。
履修登録時に意図的に作ったお休みの日を指す。

授業があるのに自己都合で休む(さぼる)ことは『自主休講』。

私は『全休』を1度作って苦手に感じてしまったので、それ以降基本は週5で登校していました。

全休のメリット・デメリットもまとめてみたので、よかったら参考にしてもらえると嬉しいです。

全休を作るメリット 全休を作るデメリット
  • 1日フリーの日ができる
    ・バイトや学外活動に時間を使うことができる
    ・体を休める日にすることができる
  • 全休翌日に大学に行くのがだるくなる
  • 他の曜日の授業がパンパンになる
全休を作らないメリット 全休を作らないデメリット
  • 1日1日の授業の数が減る
  • サークルに参加しやすくなる
    (授業なくても来るなら話は別)
  • 週5で大学に通うことになる
    ・バイトや課外活動の時間が減る
    ・長期インターンなどに参加しずらい

就職活動のある時期(4年生なら、3年後期&4年前期)は、全休があったほうが動きやすいです。特に長期インターンを取ろうとしている人は、特に全休・半日休みが必要になると思います。

私は、3年秋学期も週5で大学に通っていたので、インターン等になかなか参加できませんでした…。

 

履修登録に困ったときの相談先

私はこんな人たちに相談に乗ってもらったり、力を借りて履修登録をしていました。

  • 学科の友人
  • 学科の先生
  • 教務課(履修登録担当)
  • 保健センターの先生(障害サポート担当)

同じ学科の友人

同じ学科の友人にお願い・確認するようにしていました。

「忘れそうなので、履修登録始まったら連絡もらえませんか…」とお願い。

また、履修登録中の画面を写真で送って「必修とか資格科目ってこれで全部入ってるかな…?」「これで抜け落ちてるの無いよね…?」とLINE。

私は友人にもケアレスミスが多いことを伝えていたので、一部の友人は毎回連絡をくれたり、確認を手伝ってくれました。

いくら友達~といっても全員がここまで優しい対応をしてくれるわけではありません(人間だもの)

「それくらい自分で考えてよ」「大学生なんだからさ」と言われたこともあります。

拒否されることもあると心してお願いしましょう…。

学科の先生

学科の先生には、主に資格科目を相談させてもらっていました。

  • (私の将来を考えて)必要のある資格はどれか
  • 資格取得までの負担の重さ
  • 私の発達障害の特性が苦手になる授業はどれか
  • 具体的な授業内容 など

担当学科の学生ということもあり、担任の先生はもちろん、他の先生も相談にしっかり乗ってくれました。(私の大学は担任制があります)

必要な科目を取ったときの単位数の話や、教育実習や試験のこと、特性上負担が大きくなりそうな授業についても詳しく説明してもらえたので、ありがたかったです。

教務課(履修登録の担当課)

教務課の職員さんには、取得ペースや必要科目の見落としをしていないか、1年次取り忘れた科目を何とか履修する方法を履修登録の度に相談していました。

  • このペースで卒業単位まで足りそうかどうか
  • 資格科目の見落としがないか
  • どうしたら取り損ねた資格科目を取りかえせるか など

自分では見落としていた科目を教えてくれたり、あと何単位多めにとったほうがいい…などアドバイスをたくさんくれるので、とても頼りにしていた存在です。

教務課の職員さんのおかげで、3年生までに必修以外の卒業単位をすべて取得でき、4年前期は就活に専念することができました。

他にもシラバスの不明点(書き方が曖昧で分からないこと)など、教務課経由で確認したり、授業によっては障害のサポートが受けられるかどうかも確認してもらいました。

保健センターの先生

※私の大学は発達障害の学生をサポートしてくれる課が学内にないので、保健センターが担当してくれています。

私は2年生の後期は保健センターの人とも話し合いながら、大学の時間割を組み立てました。

「来学期の時間割作成を手伝ってもらえないでしょうか…?」と聞いてみたところ、あっさりOKを貰えましたよ。

私が2年生の時に保健センターの人と一緒に時間割を作った理由

  • 当時は2次障害のうつ病がひどく、判断能力が下がっていたから
  • 『授業ごとの負担の大きさ』『移動教室』などを考慮しつつ、無理のない時間割の作成をするのが難しかったから
  • 私の入学~2年前期の時間割を見た担任から「時間割を1人じゃなくて、誰かと相談して作ってみる?」とアドバイスをもらったから

健康状態がかなり悪い時でしたが、そんな状態でも負担が少ない時間割を一緒に作ってもらえたので、とても心強かったです。

保健センターの方には、自分自身の苦手・自分の力だけでは難しいことを話していたこともあって、きめ細やかなサポートをしてもらいました。

まとめ:困ったら誰かに相談しよう。

履修登録は、卒業や資格取得はもちろん大学生活そのものにも影響します。

私は履修登録を失敗したことで、単位を落としてしまうだけでなく、他の授業もうまくいかなくなる・2次障害もひどくなる・学校に行けなくなる…など大学生活でも悪循環に陥りました。

もし悩んだ時や困った時は、どんどん周りの人に相談して、自分が無理なく授業を受けられるか・単位が取れるような時間割を作れるように、周りの人にサポートをお願いしてみてくださいね~~~。

おわり